・・・・・・・っということで、スティーブン・スピルバーグの自伝的映画。
スピルバーグも77歳になり、押しも押されぬ「巨匠」です。
その巨匠に向かって、批判的なことを書くのは憚られます。
でも、彼の名声に忖度なしに言えば、、この映画はつまらなかった。
確かに上手い。
ストーリー展開、カメラアングル、セリフ、カット割り、音楽・・・どれをとっても名人の域に達しているでしょう。
自伝映画とはいえ、面白くするための脚色は当然あります。
その脚色が効果を生んでいない。
母親の浮気が大きなカギを握るんだけど、そのことによって生じる主人公をはじめとする家族各々の心理描写に深みがない。
巨匠だったら、もう少し巧妙に表現してほしい。
ユダヤ人に対する差別も表面的。
いじめっ子の複雑な心理も取って付けたような表現。
ガールフレンドの描き方も中途半端。
この映画に高評価を与える人が多いのは分かっていますが、ダメなものはダメと言いたいものです。
ぼくの中では、スピルバーグは「ハラハラドキドキ映画」の巨匠であって、繊細な心のあやを描くのは得意でない監督との分類です。
★★☆☆☆
