・・・・・・・っということで、京都アニメーション放火事件。
青葉被告は自らも重度の火傷を負って、生死を彷徨うほどだったそうです。
そんなヤツ、手当をしなくていいという感情が湧くのは、正直なところです。
しかし、医師は懸命の治療を施し、彼の命を救いました。
せっかく救った命なのに、死刑判決が出れば、医師として複雑な思いになるはずです。
判決に対して医師は「驚きはない」と冷静に語ったそうです。
遺族の皆さんも、生かしたからこそ裁判が開かれ、判決が下されたのであって、あのまま被告が命を落としていたら、モヤモヤな気持ちのままだったとの意見でした。
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日本以外の国、特にアメリカでは、犯人を生かして捕まえるより、その場で射殺というケースが多いようです。
その方が裁判の手間も省け、税金の無駄をなくすことができて、いいじゃないか・・・との考え方もあり得ます。
日本で立てこもり事件が起きると、警察はものすごく時間をかけます。
見ている方は、はやくSWATを突入させろとか、狙撃しろという気持ちになります。
そんなとき、傍観者の我々は、犯人を逮捕することによって裁判に掛けるという視点を見失いがちになります。
法治国家とはどうあるべきかを考えさせられます。
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青葉被告側は、判決を不服として控訴したようです。
法律を蔑(ないがし)ろにした人間が、いざ自分のことになると法律に頼ってくる。
被害者家族の苦痛はさらに続き、無駄な労力と時間と費用がかかってしまう。
法治国家であり続けることは、とても困難な道なのですね。
