・・・・・・・っということで、ホアキン・フェニックス主演のヒューマンドラマです。
ホアキン・フェニックス、その妹と息子の3人がメインキャスト。
妹の旦那が精神不安定で、別の州に行ってしまいます。
様子を見に行っている間、兄であるフェニックスに息子の面倒を見てもらうことになります。
痴呆症にかかった亡母の対応で二人にはわだかまりがあります。
この息子が一筋縄ではいかない厄介者で、物語全体を引っ掻き回します。
暴れるのではなく、理屈で大人たちに挑みかかってくるのです。
感受性が強く、知能指数が高いのですが、父親の音楽家の血を引いて繊細すぎるのです。
物語は、なぜ甥っ子がそういう問題児になってしまったのかを解き明かす過程を描きます。
叔父であるフェニックスは大人の視線で、甥っ子をコントロールしようとしますが、ことごとく逆手に取られてしまいます。
それの繰り返しです。
成熟した大人の正論で問題を解決しようとしますが、「薄っぺらのペラペラな考えだ(Blah Blah Blah)」とやり返されてしまいます。
少年の抱える葛藤、フェニックスと妹が抱える苦悩が混然とする中、問題の本質がだんだん浮かび上がってきます。
まあ、そういう映画なんですが、評論家的な視点で安易にまとめることを拒否しています。
各自が問題を抱えているのですが、それを訳知り顔に解釈するのは間違っているんです。
ぼくも感想を書きません。
なぜなら、少年にBlah Blah Blahと、やり返されるに違いないからです。
人生その先どうなるか誰にもわからないのです。
だから「C'mon C'mon」なのです。
先に進むしかないじゃんという意味でしょう。
なかなか優れた映画です。
★★★★★
