・・・・・・・っということで、恐怖による支配は、外部者にはなかなかその感覚は分かりづらいものがあります。
ぼく自身の経験では、入社当時所属していた事業部長(専務)が怖くてしかたなかった。
彼が部屋に入ってくると、急に空気が凍りついたものです。
まだ新入社員だったぼくはなかなか理解できなかったけれど、その専務は会社を食い物にしていました。
東大卒で、英語ペラペラ、日本を代表する巨大企業からの天下り(?)でした。
社長の心をがっちり掴み、誰も手出しできませんでした。
彼は部下たちを支配する心理学に長けていました。
彼が悪事を働いていても、まるで金縛りにあったように黙らざるを得ませんでした。
・・・・・・・
さて、ビッグモーター事件です。
顧客から預かった車に傷を付けるなど、信じ難い犯罪行為が行われていました。
これほどの悪事が表面化しなかったのは何故か?
何故社員やその関係者が黙っていたのか?
それは恐怖で支配されていたからです。
それほど恐怖の力は強力なのです。
ぼくが経験したのは事業部単位でしたが、ビッグモーターは会社単位です。
そして、この支配方法は国単位でも効果を発揮するのです。
現在進行形の強権国家の数々。(国名を上げる必要もないでしょう。)
歴史的には、ヒトラーや、スターリン、毛沢東などの怪物たちの名前が浮かびます。
彼らが用いた支配の手法は「恐怖」で共通しています。
いつの時代にも、どんな社会にも恐怖は身近に存在するのです。
恐怖の前にはモラルは沈黙してしまう。
このことを知っておくことは重要でしょう。
