テニスはかつて紳士のスポーツだった | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
一日に数本書いていますので、遡って読んで下さいね。

・・・・・・・っということで、ぼくが大学生の頃、テニスをしていました。

 

半世紀以上前の話です。(^^ゞ

 

そのころのテニスは、まだ「紳士のスポーツ」の名残がありました。

 

そもそもテニスは上流階級のスポーツでした。

 

フランス革命の時の「テニスコートの誓い」、美智子妃殿下と皇太子のテニス交流を知れば説明の必要はないでしょう。

 

当時のテニスプレーヤーは白のウェアが当たり前でした。

 

中には、短パンではなく長袖長ズボンに固執していたプロプレーヤーもいたくらいです。

 

ジミー・コナーズが出てきた頃から、テニスは「紳士のスポーツ」から「賞金稼ぎのスポーツ」になってしまいました。

 

そう、幼さが残る若者たちが世界を転戦する「賞金稼ぎのスポーツ」になってしまったのです。

 

ぼくらの時代は、まだ打ち返しにくいところに打つのは紳士的ではない・・・みたいな不文律がありました。

 

・・・・・・・

 

何を言いたいか?

 

フランスオープンで、加藤選手がボールガールにボールをぶつけてしまった事件です。

 

相手チームの振る舞い。

 

ボールの飛び交うコートで、ボールが当たったくらいで泣くボールガール。

 

アジア人に対する人種差別からわざと目を逸らす大会関係者。

 

テニスは、「紳士のスポーツ」から随分遠いところに来てしまったなぁ〜〜〜

 

という溜め息が出てしまいます。