空飛ぶクルマ | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
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・・・・・・・っということで、何気に「空飛ぶクルマ」が期待されています。

 

ヘリコプターのパイロットライセンスを持つ者として、胡散臭さを感じざるを得ません。

 

こういう発想が出てきたのは、ドローンの進化でしょう?

 

たくさんのプロベラをつけたドローンが自在に飛んでいるのを見て、あれに人間が乗ればいいじゃん・・・という、実に安易な発想がベースです。

 

これまでのヘリコプターは、メインローターひとつ+テイルローターひとつが主流です。

これ以外はメインローターが二つのタンデム式くらいです。

 

今までのヘリコプターとドローンの違いは、より沢山のローターを使って「揚力」を発生させるという点だけです。

 

ある重さの物体を持ち上げるのに必要な揚力は何を使おうがかまいませんが、同じなのです。

 

では、同じ揚力を発生させるのには、何が一番効率的かという問題になります。

 

ヘリコプターは内燃機関であるピストン式か、タービン式のエンジンが用いられています。

 

数値的には、タービンエンジンが一番軽くて、高出力が得られます。

 

だから、一番多く使われているエンジンがタービンなのです。

 

いっぽう、いわゆる空飛ぶクルマは、電動モーターが動力源です。

 

離陸するために必要な揚力を発生するために、たくさんのプロペラを使います。

 

たくさんのプロペラを回すためには、たくさんのモーターが必要になります。

 

たくさんのモータを回すには、高出力のバッテリーが必要になります。

 

電気自動車ならば、パッテリーが重くなっても強力なモーターでマイナス面を挽回できます。

 

しかし、航空機というものは、そうはいきません。

 

重量増加は致命的なのです。

 

航空機のパーツが短時間で交換しなければならないのは、軽さを求めるためにギリギリの設計をしているからです。

 

空飛ぶ車に限らず、航空機と電気モーター+バッテリーの相性はすこぶる悪いのです。

 

いままで電動飛行機が実用化されないのは、そのためなのです。

 

そんなことは、ぼくのようなペーパーパイロットでも知っている常識なのです。

 

なのに、なぜいま、空飛ぶクルマが過度の期待を集めているのか?

 

ぼくにはさっぱり分かりません。

 

・・・・・・・

 

また昔話で申し訳ありませんが、パブルの時期に同じような話が持ち上がったことがあります。

 

その時はドローンではなく、このような気球でした。

 

ネットより拝借

 

気球は浮遊物であって、航空法に抵触しないという説明でした。

 

今では誰も信じないでしょうが、当時は開発費を公募し、数十億円集めたはずです。