・・・・・・・っということで、「貧乏は恥じゃない」。
何で突然こんなことを言うかというと、若い人たちは貧乏は恥だと思っているのじゃないかと心配だからです。
ぼくらが子供の頃は、みんな貧乏だった。
電気代や水道代を払えず、集金人が来た時「お母さんはいま留守です」と玄関で何度嘘を言わされたことか。
集金人も心得たもので、子供の嘘なんか見抜いていたに違いないのに。
あれは辛かった。
今の時代、「爪に火をともす」という例えを理解できる人がいるだろうか。
今の若い人は最低限スマフォ代を毎月支払わなければならない。
少ない給料の中で、それは大変なことだと思う。
誰もがお洒落な身だしなみをして、貧乏くさいところがない。
高級なブランドを身につけ、お金を払うことに躊躇していないように見える。
話題のレストランを覗けば若者で溢れかえっている。
ぼくはこれを見てダイジョーブなのかと心配になってしまう。
彼らの給料が安いのは隠しようもない現実でしょう。
将来給与が上がる見通しもない。
ずいぶん無理をしているんじゃないかと心配で心配で。(;^_^A
思うに、貧乏くさかったら、人間関係そのものが成り立たないのじゃなかろうか?
だから、無理をして背伸びする。
実際の懐具合は火の車なのに、見栄を張らざるを得ないのじゃなかろうか?
もしそうだとしたら、君たちに言いたい。
「貧乏は恥じゃない」・・・と。
真っ当に生きているのに貧乏なのは、決して君たちの責任じゃない。
不潔なのは困るけど、ちゃんと食事ができれば良しとしよう。
見栄のためにお金を使うのはやめよう。
まずそこが基本。
歳をとって貧乏なほど惨めなことはないから。