・・・・・・・っということで、なぜフィンランドとウクライナを関連して考えるか?
まず共通性を感じたのが「ウクライナ戦争」と「冬戦争」の類似性です。
冬戦争は第一次世界大戦後(1939年)、「独ソ不可侵条約」の裏にあった密約が原因で生じました。
その密約とは、バルト三国とフィンランドはソ連の領土とするというものです。
第二次世界大戦勃発と同時にソ連(今のロシア)はフィンランドに大幅な領土の割譲を要求したのです。
ウクライナと同じく、ソ連は不条理な言いがかりをつけ、一方的に侵略を開始しました。
フィンランド軍は貧弱で、たちまちソ連に占領されると予想されていました。
これもウクライナ戦争と同じですね。
フィンランドは西側諸国に援助を求めましたが、国際連盟からソ連を排除することで応じましたが、実質的には傍観の姿勢を取りました。
フィンランドとスウェーデンの関係は歴史的に深いのですが、中立を理由に断られてしまいました。
現代と同じく、ソ連軍は大量の兵士と機甲部隊で押し寄せ、近郊の都市を占領して親ソ連派の傀儡政権を樹立させました。
ドンバスの親ロ派政権樹立と同じ手口ですね。
あっけなく敗北すると見られていたフィンランドは、予想に反して大善戦しました。
巧みなゲリラ戦法で、ソ連軍を分断し孤立させました。
包囲されたソ連軍が壊滅するなど、戦い自体はフィンランドが圧勝しました。
しかし、いかんせんフィンランドは小国です。
「持久戦」に持ち込まれると、継戦能力はないのです。
泣く泣く、ソ連の不条理な要求を飲み、大きく領土を削られた形で国境線を変更して「停戦」しました。
・・・・・・・
ぼくが感じるのは、ウクライナも同じような形で停戦に応じる可能性です。
冬戦争の時もソ連は明らかに「悪」でした。
しかし、当時の西側諸国は、「正義」を守るためにフィンランドを助けなかったのです。
フィンランドという小国を犠牲にして、「平和=自らの安全」を手に入れたのです。
今回のウクライナ戦争で同じ決着を西側が押し付ける可能性は高い。
歴史はそう警告しています。
・・・つづく。