・・・・・・・っということで、バート・レイノルズであります。
ぼくらの世代では結構有名な俳優です。
じゃあ代表作は?といえば思い浮かばない。
肉体派で、最初はスタントマンから出発したらしい。
チェロキー族の血を引く個性的な風貌。
ぼくの記憶では【脱出】の印象が強い。
・・・・・・・
この映画を撮った翌年、82歳で亡くなります。
残酷な映画です。
名前は変えていますが、明らかに本人の自伝映画です。
最初、彼の顔がアップになった時、バート・レイノルズとは信じられませんでした。
ヨボヨボのジジイなのです。
あのレイノルズが。
彼の絶頂期の作品の中に、年老いた彼をCGで合成して会話させるシーンがあります。
残酷でしょう?
自分の出演した映画は、初めから結末がわかるような映画ばかりだと本人に言わせます。
お金があっても作品に恵まれない俳優と、お金がなくても良い作品に恵まれる俳優ではどちらが幸せだろう?と自問します。
自分は、お金がないうえ作品にも恵まれなかったと自虐的なセリフを言わせます。
残酷ですよね。
でも、最後は本作のような良い役を与えられて人生を終えることができた。
それだけ皆から愛されていたということでしょう。
★★★★☆