・・・・・・・っということで、気候変動が歴史にどう影響したかを考えるのは面白いですね。
45億年の地球スケールで考えると、約10万年ごとに氷期と間氷期が交互に訪れているそうです。
これは、太陽を周回する楕円の公転軌道が10万年周期で太陽に近づいたり、離れたりすることで説明がつくそうです。
ちょっと時間が長すぎて、人間の歴史とは比較できません。
もう少し、短い人類が生活していた期間の気候変動はどうなのでしょう。
約7000年前の縄文時代は温暖で、今よりも2〜3℃気温が高く、3〜5mも海面が高かったそうです。
「縄文海進」と名付けられ、その頃は関東平野は海面下なんですね。(海水が上昇したというより、増えた海水の重さで沈んだという説が正しいようです。)
2世紀から3世紀にも寒冷期がありました。
モンゴルが南下して中国に侵入し、西に向かってヨーロッパを恐怖のどん底に陥れた時期と重なるのです。
面白いでしょう?
9世紀から13世紀にかけても世界各地で気温が上昇たようで、この時期を「中世温暖期」と呼ぶそうです。
その後、小氷期と呼ばれる寒い時期が4回繰り返されたそうです。
1280年頃~1340年頃の「ウォルフ極小期」
1420年頃~1530年頃の「シュペーラー極小期」
1645年~1715年の「マウンダー極小期」
1790~1830年の「ダルトン極小期」
この中で、1420年頃~1530年頃に着目してみると、ヨーロッパはひどい冷害に見舞われたそうです。
そのため、温かい土地を求めて海外に出たのが、「大航海時代」が始まった理由という説があるそうです。
大航海は西アフリカの金や、アジアの香辛料だけが目的ではなかったんですね。
いやぁ〜面白い。
人間も動物ですから、食わなければ生きていけない。
気候変動で農業や牧畜が成り立たなくなれば、食糧を得るために移動しなければならないのです。
歴史を見る時、他国を侵略するのは、領土的野心や富を求める、いわゆる「欲」が原因だと思いがちですが、食うためという動機の方が大きいのじゃないかと思います。
そうであれば、そのきっかけが気候変動なのです。
まさに、気象が歴史を動かすのです。
・・・・・・・
さて、プーチンはどういう理由でウクライナを侵略するのですかね。
すくなくとも、気候変動が原因じゃないことは確かですね。
