・・・・・・・っということで、歴史上で鉄が出てくると、文明が一気に進むんですね。
先ず考えられるのは、鉄を武器にすれば戦いに勝てるという事実です。
しかし、鉄は武器の優位性を決めただけではないのですね。
鉄を使って鍬(くわ)を作れば、作業効率が上がって耕作面積が一気に増えるんですね。
それまでの木や石を使った鍬と比べると理解しやすい。
耕作面積が増えれば、食料も増える。
食料が増えれば、人口も増加する。
人口が増加すれば、戦いも有利になるってワケですね。
包丁は料理の効率を上げたし、鉄の道具を使えば、木の加工がしやすくなり、頑丈な家が建てられる。
まさに鉄があるないで、国の命運が決まるのです。
鉄を作るには火力が必要で、燃料を得るために多くの木を使う。
すると、周囲の木を伐採して森や山が禿山になってしまう。
文明発祥の地の周囲が砂漠化しているのはそういう理由からなのです。
禿山になれば、洪水が発生する。
すると、治水が必要になる。
政治は治水が要(かなめ)なのです。
治水ができないと、仕方なく遷都を繰り返すというわけ。
鉄が歴史に与えた影響がいかに大きいかわかりますね。
鉄と同じく、歴史に大きな働きをしたのが「紙」です。
これについてはまたの機会に。
・・・・・・・
こういうふうに考えていくと、歴史を大きく飛躍させる節目には「発明」があることがわかります。
蒸気機関、電気、コンピュータなどが思い浮かびますね。
原子力は期待されましたが、時代を変えるキーテクノロジーにはなりませんでした。
現代にも時代の節目になる発明があるはずです。
それは何でしょう?
インターネットでしょうか、通信技術でしょうか、水素エネルギーでしょうか。
日本がキーテクノロジーで遅れをとっていないことを望むばかりです。