・・・・・・・っということで、開催国のカタールが、リーグ敗退一番乗りという不名誉な記録を作ってしまいました。
その報道口調が、大会のために大金を使ったホスト国に対していささか配慮に欠けると感じます。
まあ、それはそれとして、ちょっと気になることがあるので調べてみました。
気になることは「代表選手って本当に代表だろうか?」です。
代表選手の国籍ですね。
人口250万人で、その内31万3千人がカタール国民(国籍保有者)。
他は働くために移動してきた人々です。
すると、31万人の中から代表を選ばなくてはならないことになります。
一人当たりの年間所得8万5,430ドルという世界2位の富裕国で、サッカー選手になりたい人がいるはずがありません。
当然オイルマネーを使って、有望選手をかき集めて代表にしようと考えますよね。
カタールの国籍取得はとても厳しく、出生地主義ではなく血統主義なのです。
即ち、両親(あるいは一方)がカタール国籍を持っていなければならないのです。
それ以外の手段は、「帰化」させる方法です。
かつては帰化を乱発した時期があったようですが、問題を起こして制限されるようになりました。
FIFAが決めたその制限とは、「変更あるいは追加する国に18歳以降に5年間以上継続居住していることが必要」です。
いまのカタール代表選手は、全員この条件を満たす「帰化選手」たちなのです。
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日本にいたらこういう話はピンときませんが、フランスやイギリスの代表に肌の色が濃い選手が多いのを見て、その国に興味を持つのはW杯のような国際大会の良い面だと思いますよ。