・・・・・・・っということで、今朝は、ソウルの圧死事件の報で目覚めた人が多いでしょう。
速報で149人の犠牲者が出たとのことで、まだ増える可能性もあるらしいです。
圧死はいまは将棋倒とは言わず群衆雪崩というそうです。
ドミノ倒しとも言いますね。
すぐ思い出されるのが、2001年の明石花火大会歩道橋事故で、死者11名を出しています。
世界ではもっと多くの事故例があります。(全てではありません。)
1960年ソウル駅圧死事故:死者31人
1964年ペルーサッカースタジアム:死者300人以上
1989年イギリスヒルスボローサッカースタジアム:死者96人
2014年上海花火大会:死者36人
最悪はサウジアラビアのメッカ巡礼で起きています。
2015年メナー群衆事故:2,181人以上が圧死
その13日前にも107人が死亡したばかりでした。
今年も起きています。
2022年10月1日インドネシアサッカースタジアム:死者125人
原因は警官の催涙ガス散布によるパニックです。
どういうメカニズムで起きるのでしょうか?
多数の人々が狭い場所に押し寄せ身動きができなくなるも、さらに後ろから加わって押される状況です。
誰かが倒れると、それきっかけで次々と広がります。
上に重なるばかりでなく、壁にも押しつけられます。
10人に押されると、圧力は450kgにまでもなり、セメント袋を胸の上に16袋積み重ねたくらいの圧力だそうです。
肺が圧迫され、息なんかできなくなりますよね。
今回のソウルの事件映像では、倒れないまま窒息した犠牲者もいるように見えます。
では、助かる方法はあるのでしょうか?
流れに逆らわず、従うしかないようです。
その際、ボクサーのように身構え、倒れてもすぐ立ち上がれるようにするのポイントです。
そのまま、逃げるチャンスを窺うのが正解だそうです。
それより何より、多く人が集まる場所に近づかないことでしょう。