フラストレーションも溜まりますが | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
一日に数本書いていますので、遡って読んで下さいね。

・・・・・・・っということで、無事に「国葬」が終わりました。

 

何事も起こらず本当に良かったですね。

 

世間の関心は、もう国葬にはありません。

 

興味は次なるスキャンダルに向かっているのです。

 

何だったんでしょうね、あの国葬騒動って。

 

賛成反対は全く別にして、日本世論の反応はかなり変だったと感じます。

 

民意が二分する騒動に発展しましたが、それほど重要なテーマだったんでしょうか?

 

正直な感想を言うと、取るに足らない問題だったのでは?

 

重要なテーマは、国家の行方を左右するような問題でしょう。

 

エネルギー問題をどうするか。

 

原発を活用すべきか。

 

円安はどう解決すべきか。

 

ウクライナ問題に日本はどう関与すべきか。

 

中国の覇権主義にどう立ち向かうか。

 

韓国、中国がことあるごとに持ち出す歴史認識にどう対応すべきか。

 

安全保障、雇用の確保、女性の地位向上、少子化問題、低い給与水準、食糧問題・・・。

 

どれも難しい問題ばかりです。

 

難しい問題は避けて、週刊誌のゴシップみたいな話題ばかりに喰らいついて、「政治問題化」させる。

 

野党は尻馬に乗って、国家の一大事みたいな論調で騒ぎ立てる。

 

・・・・・・・

 

日本国民のレベルが低い高いという問題ではありません。

 

ぼくには何か国全体にフラストレーションが溜まっているような気がしてならないのです。

 

コロナによる世界的なパンデミックがそろそろ終息するかと思われた、まさにそのタイミングで始まった、ロシアのウクライナ侵略戦争による世界経済の大混乱。

 

いままで経験したことのない得体の知れない不安に、長期間覆われています。

 

それに加え、日本の経済が上手く回っているとは誰も思っていません。

 

長期間のフラストレーションに晒された時、人間は吐け口を求めるものです。

 

今回の国葬問題は、そんな流れの中で扱われたように思えます。

 

・・・・・・・

 

葬式の最中に、式場の外で騒ぐなど言論の自由以前のマナーの問題です。

 

いくらフラストレーションが溜まっているからといって、日本にはそういう行為は相応しくない。