「好き」になること、「嫌い」になること | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
一日に数本書いていますので、遡って読んで下さいね。

・・・・・・・っということで、「好き」になることと「嫌い」になることと、どっちが難しいかと、ふと考えました。

 

他人の「欠点」は容易に見つけることが出来ますから、「嫌い」になることの方がずっと簡単でしょう。

 

だって、人間って「欠点の塊」なんですから。

 

ならば、嫌いになることは簡単だけど、好きになるのは難しいってことになりますね。

 

本当かな?

 

好きって、理屈なしに好きになるじゃないですか。

 

欠点のように、ここが好きな点だって説明がなかなか難しい。

 

・・・・・・・

 

昔々、同じ部署の女性社員が、結婚していないのに妊娠してしまいました。

 

相手の男性はダメ男の典型で、生活力がなく、依存体質だったそうです。

 

その男を知る人は例外なく別れることを勧めていました。

 

しかし、その子は言ったのです、「一つでも好きな点があれば好きでいられる」と。

 

・・・・・・・

 

タテマエ論を言えば、好き嫌いは、その人間の本質を見抜く目があって初めて言えることなんです。

 

先に言ったように人間は欠点の塊なのですから、多くの欠点を補って余りある良い面があれば、その人を好きになっても良いのです。

 

好きになることは、他の人には分からない良い面を見つけ出す「眼力」があった証拠です。

 

ハイ、以上はタテマエ論です。

 

多くの場合、顔を見るのも嫌なくらいに嫌いになるのは、かつてその人が大好きだった場合なのです。

 

愛憎が原因で起きる殺人の何と多いことか。

 

そこで、「私はあの人を見る目がなかった」と、自分を納得させます。

 

ぼくは、その言葉を信用しません。

 

単に、好きが嫌いに「変化」しただけです。

 

もちろん逆もあります。

 

特殊なことではなく、よくある話なのです。

 

・・・・・・・

 

最初の問いかけに戻ります。

 

好きになるのも、嫌いになるのも「難しくない」という結論に至るのです。

 

自分が傷付きたくなければ、「深入りしないこと」です。

 

嫌いな人には、距離をとって受け流す。

 

好きな人には、深入りしない。

 

この点、ぼくのカミさんは実に上手いです。

 

名人並みに上手いです。^m^