・・・・・・・っということで、ブラジルの映画であります。
掘り出し物の映画です。
ブラジルというと、サンバとかカーニバルとかボルソナール大統領とか、陽気だけどちょっと大雑把な国民のような先入観があります。
ところが、映画が始まった途端「知性」を感じるのです。
ブラジルの人には申し訳ないけど、意外でした。
邦題からは知性が感じられませんが。
原題は【Through Ernesto′s Eyes】です。
実に緻密な構成です。
人情噺が基本ですが、適度なユーモア、斬新な展開が散りばめられていて、地味なストーリーなのに、視聴者を飽きさせません。
78歳の老人が主役で、極端に視力が衰えている設定が絶妙です。
盲目で設定したら、話の展開が狭められてしまいます。
見えないんだけど、ぼやぁ〜っと見えるところがミソです。
基本的に頑固ジジイなんですが、聡明さは衰えていません。
文学的な教養も高いです。
そこに、23歳のアバズレ女が、手紙の代読代筆を手伝うことで絡んできます。
老人の視力が弱いことをいいことに、老人の金をくすねます。
しかし、老人はそれをお見通しなのです。
取り巻く人たちは、女の素性を知っており、解雇するようアドバイスします。
しかし、解雇するどころか、部屋を与え一緒に住むようになります。
さらに、大金を渡してしまうのです。
・・・なかなかうまい展開でしょう?
いい話ですので、是非ご覧ください。
ただ、いい話すぎるところが欠点といえば欠点なのです。(^^ゞ
★★★★★