絶対音感(その1) | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、絶対音感について。

 

ぼくの知人の中に、絶対音感を持った人がいます。

 

そういう人を無条件で尊敬してしまいます。

 

所謂ぼくは「音痴」ですから。(TT)

 

フィンランドの作曲家のシベリウスも、森の中で鳥の声を聞いて、全て音符に落とせると言っていたそうです。

 

モーツァルトも、門外不出の教会音楽を一度聴いただけで覚えてしまったそうです。

 

誰でも音楽を残して伝えたいと思っています。

 

人類史上、それができたのは西洋人だけです。

 

彼ら以外、音楽を伝えるのは、師匠の技を真似るしかなかったのです。

 

いくら優れた音楽でも、これじゃ世界に広がることはないですよね。

 

ピタゴラスは紀元前500年も前に、気持ちのいい音は数学で計算できることを発見しました。

 

「ピタゴラス音律」というらしいですが、自然の音が数学で理解できることを知り、数学は万能だと思ったのです。

 

もちろん周波数こそが音楽の原点ですが、それを研究し「体系的」にまとめるには長い時間がかかりました。

 

ドレミファソラシドの8音階はお互いに共鳴するから気持ちいい音として聞こえるのです。

 

さらに、半音を加えて12音階。

 

こう分類すれば、あとは音符として楽譜に記録するだけで、世界中の誰でも演奏できるという仕掛けです。

 

自然を人工に変換したというわけです。

 

その科学的な態度は、我々東洋人には真似ができません。

 

いま欧米が世界をリードしているのは、どの分野でも「基準」、すなわちワールドスタンダードを作れば世界を牛耳れると知っているからなのです。

 

要は、「土俵」を作ったもの勝ちだと、彼らは本能で知っているのです。

 

・・・・・・・

 

つづく。