・・・・・・・っということで、警備のあり方に問題があったという議論がありますが、ちょっと違うんじゃないかと思うのです。
殺したいほど憎い相手というものは誰でも持つ感情でしょう。(えっ?ない?)
しかし、それを計画し、実行するとなると、誰でもできることではありません。
油断している相手を背後から発砲するなど、言語道断ですが。
・・・・・・・
いくら殺意が強くても、相手は殺せません。
対象に元が付いていたとしても、警備のレベルは比較にならないほど高いのです。
暗殺ターゲットとしては、最高難度にランクされるでしょう。
ある程度離れたとこから襲う必要から、「銃」を使うことは選択肢として正しいでしょう。
しかし、この銃規制の厳しい日本で、どうやって手に入れるの?
それを解決するために、犯人は「自作の銃」を考えたのです。
考えただけでなく、数々の試作を繰り返し、完成させてしまったのです。
次は銃弾、あるいは火薬の問題があります。
現段階では詳しい改造銃の詳細は分からないのですが、あの発砲時の煙を見る限りこれも自作したと思われます。
どうやって?・・・・・
ここまで考えただけで、いかに今回の暗殺計画が困難なことか解ります。
小説の世界でも、考えられない計画です。
・・・・・・・
連想したのが「ジャッカルの日」と「シークレットサービス」の2本の映画です。
両方ともターゲットは大統領でした。
両方とも銃弾の問題はありません。
どうやって警戒されずにターゲットに近づくかが最大の問題でした。
ジャッカルでは、松葉杖に改造銃を仕込みました。
シークレットでは、金属探知機に反応しないプラスティックで銃を自作しました。
今回と類似性を感じるでしょう?
でも、銃には問題がありました。
2作とも「連射」出来なかったのです。
一発外したら、弾を込め直さなければならなかったのです。
では、今回の犯人は・・・?
・・・・・・・
犯人の計画性と実行力の高さには舌を巻くしかありません。
何回も試作し、何度も試験をしたことでしょう。
周到に計画し、実行する機会を執念深く窺っていたのです。
確かに、警備は隙だらけだったと非難するのは簡単です。
しかし、これだけの犯行を実行できる人物が、日本に現れたという事実に、ただただ驚くばかりなのです。