・・・・・・・っということで、イギリスのエリザベス女王2世のプラチナジュビリー(70年)だそうですね。
国家元首として70年も在位したのはダントツじゃないでしょうか。
昭和天皇が64年ですから、それ以上ですね。
現在96歳だそうで、単に長生きだけではなく、形式的だとしてもイギリスの元首という立場を背負っていてですからねぇ〜。
彼女の母親のエリザベス皇太后は101歳まで生きましたので、まだまだ健在でしょう。
・・・・・・・
イギリスでは王室不要論が出ているそうですが、その論拠は税金の無駄遣いだとのこと。
イギリスが海軍力を持って世界中に植民地を作っていた大英帝国時代、その巧妙なやり口は称賛に値します。
あれほどエゲツない詐取をしたのに、恨まれていないのです。
恨まれていないどころか、いまだに尊敬を受け、憧れの対象です。
それに比べ、日本の植民地政策の何と稚拙だったことか。
・・・・・・・
その巧妙な植民地政策の主要な役割を果たしたのが、英国王室であることには疑問の余地がないでしょう。
力だけで押さえ付けたのではないのです。
自らが統治するのではなく、植民地の有力者の師弟をロンドンに留学させ、徹底的に英国シンパに育て上げたのです。
それには、学問だけではなく、文化的にも軍事的にもイギリスには敵わないと洗脳する必要があります。
バッキンガム宮殿の衛兵交代式は、軍隊の質の高さばかりではなく、「伝統」を見せつける役目があるのです。
ロンドンの街並みだって、未開の国から来た留学生の目にはイギリスの優位性を感じざるを得ないでしょう。
そうやってイギリスの価値観に染まった留学生たちは、国に帰ってイギリスの代わりに国を統治したのです。
・・・・・・・
バッキンガムの衛兵交代式は単なるショーではないのです。
裏に明確な意図を持っているのです。
このイギリスの狡猾さに、ぼくは感嘆せざるを得ないのです。
元を正せば、イギリスなんて野蛮な小国ですよ。
そんな小国が、目一杯威厳を示すために、あのような仰々しい演出をしているのです。
イギリス王室も、完全に政府の意図を見事に理解していて、自分の役割を果たしています。
王室を税金の無駄遣いの面でしか見ないのは、その価値が分かっていません。
・・・・・・・
もちろん現在は、もう植民地の時代ではありません。
大英帝国も消滅して久しいです。
しかし、いまだにユニオンジャックを国旗に加えている国は多数あります。
通貨にもエリザベス女王の横顔がデザインされています。
いまでもイギリスは留学先として人気があります。
アメリカも人気がありますが、ずっと大らかです。
・・・・・・・
日本の大学も多くの留学生を迎えているようです。
日本人には、イギリスのような狡猾さが一切ありません。
何となく留学生を受け入れているだけで、そこには明確な戦略はありません。
ましてや、皇室を利用するなどとは・・・。