・・・・・・・っということで、ウクライナの国章です。
トライデントですね。
トライデントとは三叉の戟で、ポセイドンあるいはネプチューン(息子はトリトン)が持っているものです。
ウクライナ語では「トルィズーブ」だそうです。
ちなみに日本の国章は菊の御紋です。
トライデントは海に関係するシンボルですよね。
ウクライナというと、陸の国というイメージが強いのに。
どうしてなのか、想像を膨らましてみました。
・・・・・・・
ロシアという国は広大ですが、大きな港が少ないんですね。
輸出にしろ輸入にしろ、航路が限定されているからです。
太平洋側はご存知ウラジオストック。
しかし、ここからモスクワをはじめとする主要都市から相当距離があります。
スカンジナビア半島の北側を北極海を通るルート。
サンクト・ペテルブルクからバルト海を抜けて北海に至るルート。
そして、黒海ルートです。
黒海での主要港はオデッサとセバストポリです。
ではマウリポリはどうなのでしょう?
あまり聞きなれないアゾフ海に面しています。
アゾフ海から黒海に出るには狭いケルチ海峡を通ります。
ケルチ海峡→ボスフォラス海峡→ダーダネルス海峡を通らなければ地中海には出られません。
同じ大陸国のアメリカは、いくらでも海洋に出ることができるのに皮肉なものです。
ちなみにサンクト・ペテルブルクは不凍港ではありません。
そう、黒海とアゾフ海に面したウクライナは、ロシアにとって虎の子の港を抱えているのです。
黒海艦隊なんて大それた艦隊をどうして持っているのだろうと不思議に思いますが、貴重な海上ルートを守るには不可欠なのです。
バルチック艦隊も同じですね。
貿易に不可欠な海上ルートが限られていることは、ロシアという国を理解する上で重要なポイントでしょう。
・・・・・・・
なぜロシアがウクライナが欲しいのか、それなりの理由があるのです。



