サイバー空間での戦い | so what(だから何なんだ)

so what(だから何なんだ)

人生のバックパッカーのブログです。
一日に数本書いていますので、遡って読んで下さいね。

・・・・・・・っということで、ウクライナ軍が善戦しているらしい。

 

それに反比例してロシア軍が苦戦しているらしい。

 

らしい・・・と書かざるを得ないのは、本当のことが分からないからです。

 

改めて戦争とはそういうものだと思い知らされます。

 

そういうこととは、双方とも真実を伝えないことです。

 

真実はもちろんですが、フェイク情報を流すから余計に分からなくなります。

 

これを情報戦というのでしょう。

 

・・・・・・・

 

それでも、こと情報戦に関してはロシアよりウクライナのほうが優っているように感じられます。

 

・・・というのは、ロシア軍の動きと比べ、ウクライナ軍の動きがさっぱり伝わってこないからです。

 

戦力を比較するとその差は歴然としています。

 

しかし、ロシアの戦力を全て侵攻作戦に投入しているわけではないので、このデータで単純比較はできないでしょう。

 

3月初めの時点でロシア軍は15万人の兵力を国境に集結させていると言われていました。

 

投入された戦車の数や戦闘車両の数を調べようとしましたが、どこにも載っていませんでした。

 

双方にとって、これは軍事機密なので発表しないのは当然でした。

 

その代わり破壊されたロシア軍の戦車の数は活発に報道されています。

 

イギリスは最大580台と発表し、ウクライナは戦車1000台あまりと航空機200機近く、装甲戦闘車両2500台近くを破壊したと発表しています。(大本営発表ですね。)

 

ロシア軍の戦死者数となると、7000~1万5000人と大きな幅があります。

 

1人の戦死者にほぼ3人の負傷者がいると言われているので、ロシア側の人的損失はこの4倍?!

 

反面、ウクライナ軍の戦死者はさっぱり分かりません。

 

もし、15万人投入したとして最大1.5万人×4=6万人の消耗ですから、ロシア軍のとんでもない負け戦になります。

 

しかも、ロシア軍が殺害しているのは、ほとんど民間人ですから。

 

・・・・・・・

 

戦場が北部から東部・南部に移って、戦闘の形態が変化するといわれていますので、ウクライナ軍優勢の傾向がこのまま続くか分かりません。

 

ジャベリンを使ったゲリラ戦から重火器による遠距離戦に変化するようです。

 

にわか軍事評論家によると、ウクライナはサイバー空間での情報戦でロシアを圧倒しているようです。

 

・・・というより、ロシアがお粗末すぎるようです。

 

この分野はアメリカのお得意芸です。

 

直接戦争に参加していない代わりに、情報戦で参戦しているのです。

 

その提供する情報も相当精密で具体的なようです。

 

さらに、偽情報まで流してロシア軍を翻弄しているようです。

 

ドローンやジャベリンなどの携帯兵器が戦術を激変させた戦争ですが、情報戦でも劇的な変化を示した戦争と言えるでしょう。

 

・・・・・・・

 

動きを秘匿するウクライナ軍。

 

行動が筒抜けで、丸裸のロシア軍。

 

久しぶりの国対国の正規軍同士の交戦。

 

アメリカ側の興奮が伝わってくるようです。

 

・・・・・・・

 

さて、そんなことより書きたかったのは今後です。

 

このままロシア軍の苦戦が続き、厭戦気分がロシアの中に広まっていくに従い、危険度を増していくのが核兵器の使用です。

 

ロシアが生物化学兵器を使いたくてウズウズしているのも分かります。

 

皮肉なものですね、戦いが有利になるに従い危険度が増すのですから。

 

ロシア軍が撤退すると見せかけて両軍の距離が離れた時が、危ないのです。

 

・・・・・・・

 

核兵器の使用については、別の機会に。