出水の夜 | so what(だから何なんだ)

so what(だから何なんだ)

人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、2泊目は出水(いずみ)です。


そんな町があるとも知らず、たまたま城巡りの行程に当てはまっただけです。


でも、こういう見知らぬ町がいいのです。


ちなみに新幹線が止まる主要駅ですが、自分の無知を晒すだけですね。(^_^;)


駅前のホテルのフロントで、オススメの居酒屋として断トツで勧められたのがこの店【魚松】。



さりげなく出されるつきだしが旨い。


定番の刺し盛り。

サーモンは入ってないよねとの問いに、何言ってるの地魚ばかりですよとの答え。

キビナゴが旨し。


海老の頭は素揚げしてくれます。↓

半分食べちゃったあとだけど、さりげないサービスが光ります。


鹿児島といえば焼酎。↓

もちろんお湯割りです。


おでんも美味しいです。


さて、この女将がスゴイ。↓

昭和23年生まれですから74歳です。

ご主人は33年前に先立たれ、この店は30年前の開店です。

ということは、彼女が店を立ち上げ、一人で切り盛りしてきたのです。


新幹線の駅が出来て、どう変化しましたかと質問してみました。


出水市はNECとパイオニアの工場があって、打ち合わせで多くの出張があったそうです。


当然一泊の出張になり、居酒屋とビジネスホテルが潤ったそうです。


ところが、新幹線のため日帰り出張が可能になり、客足がガタッと減ったそうです。


そして、工場の閉鎖。


町の火が消えました。


そして、今回のコロナの追い討ち。


・・・・・・・


ぼくはヘソ曲がりですから、色んな変化球を彼女に投げます。


ところが、どんな球も見事に打ち返すのです。


ただ者じゃないぞ!


彼女自ら、自分は好奇心が強いと言います。


店を訪れるNECの社員との様々な会話で知識を蓄えたようです。


自分はそういう人との関わりが好きで、店を閉めたくないというのです。


・・・・・・・


店には、近所の顔見知りが次々に顔を出します。


中には、毎日夕飯を食べる若い女性もいます。


ここでは、居酒屋本来の役目であるコミュニティが見事に成り立っているのです。


出水に生まれ、ほとんど出水から出たこともない女性が、世界の話題に通じ、自分の考えをきちんと身に付けているのです。


大袈裟ですが、こんな田舎の片隅に哲学者が生息していたのです。^m^