映画【市民K】 | so what(だから何なんだ)

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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、今、必見のドキュメンタリーでしょう。

 

 

3年前の製作ですが、プーチンを知る上で、大きなヒントが得られます。

 

そして、ソ連崩壊後のロシア、オリガルヒの実態、ロシア国民の思考パターンまで理解することができます。

 

大袈裟な話、このドキュメンタリーを見ずして今のウクライナ戦争を語るなかれ・・・とまで言いたいです。

 

オリガルヒの中で、大成功したミハイル・ホドルコフスキーという石油成金の成功の軌跡、そしてプーチンとの確執、対決、敗北、10年の収監、イギリスへ亡命して反プーチン活動までを描いています。

 

ショックだったのが、ロシア国民はあまりにも支配されていることが長く続き、貧乏であることの楽(らく)さに慣れてしまっているとの分析です。

 

民主主義に強い憧れを持っていますが、民主主義の何たるかを全く理解していないのです。

 

現行政権を批判はするけれど、政府は与えてくれる存在との前提から逃れられない。

 

ソ連は崩壊したけれど、その先の具体的な未来像を誰も描いていなかった。

 

ここに悲劇の本質があるのです。

 

欲と実行力を持ったほんの一握りの者だけが、国有財産をただ同然で手に入れ、莫大な利益を得た。

 

国民のことなんか微塵も思っていない、これらの盗人と政府が手を組んでロシアを無茶苦茶にした。

 

それを正したのがプーチンだったけど、彼は民主主義など望んでいなかった。

 

かといって社会主義の復活は論外。

 

彼が望んだのは、絶対的な権力を自分に集中させた専制国家だったのです。

 

彼を大統領に仕立て上げたのは、オリガルヒだった。

 

しかし、プーチンの本質に気づいたときはもう手遅れ。

 

その本質とは「悪」だと、全員が口を揃えて指摘するのです。

 

・・・・・・・

 

ホドルコフスキーは不気味な微笑みを常に湛えています。

 

彼も悪です。

 

それも信念を持った悪です。

 

直接は手を下さないけれど、邪魔者は消します。

 

プーチンのライバルだと言われていましたが、結局、より権力を持った悪に敗北したのです。

 

・・・・・・・

 

これらの経過は予備知識として持っていましたが、ドキュメンタリー映像で見せられると、ショックが大きいものです。

 

結局はプーチンという怪物を作り上げたのは、ロシア国民だったというオチになるのでしょう。

 

ロシアの未来は暗い。

 

★★★★☆