・・・・・・・っということで、「ドンバス戦争」をご存知でしょうか?
ウクライナの東南部、ドネツ盆地(ドネツ川が流れている)と呼ばれる地方がドンバスです。
ドネツク州とルハーンシク州といえば、最近よく耳にしますよね。
親露派分離主義者たちが独立宣言し、プーチンがそれを認めた地域です。
何でそんな所にロシア人がいるの?・・・って、思いますよね。
そこには膨大な埋蔵量を誇る「石炭」があるからです。
石炭産業に、ロシア人が流入してきたのです。
ヒトラーがこの地を占領したのも石炭目当てでした。
ウクライナはナチスに酷い目に遭い、スターリンにも酷い目に遭わされました。
そして、いまはプーチンです。
・・・・・・・
いま世界中がロシアの侵略に反対し、ウクライナに同情を寄せていますよね。
でも、ウクライナにも責任はあるのです。
ソ連の崩壊時、圧倒的多数の賛成でウクライナは独立しました。
しかし、オリガルヒの台頭で、政府の汚職が蔓延していったのです。
政府の対応の不味さでドンバスでは賃金が急速に低下しました。
親露派のデモの背景には、そういった不満があったのです。
・・・・・・・
しかし、分離独立にドンバスの人々が賛成しているかというと、それは間違いで、ロシア語系の住民のほとんどがウクライナに留まることを望んでいるのです。
そりゃそうですよね、ロシアのほうが良いなんて、まともな人間なら望まないですよね。
そんな状況の中でロシアがクリミアを併合(占領)したのです。
親露派分離主義者たちが一方的に独立を宣言したのはその2014年です。
タイミング良すぎですよね。
でたらめな住民投票をして、独立賛成との結果を捏造しました。
「ドンバス戦争」はここから始まり、今も続いています。
ロシアは親露派に武器を供給し、公然の秘密ですが、兵力も送り込んでいます。
死者は合わせて1万人以上です。
実は、ウクライナvsロシア戦争はとっくに始まっていたのです。
プーチンは親露派からの要請に基づき派兵したと言っていますが、デタラメもいいところ。
そうだとしても、ウクライナ全土を占領する理由にはなりません。