・・・・・・・っということで、ソ連時代のロシアは「社会主義国」でした。
じゃあ、いまのロシアは何主義国?
市場経済に移行したのですから、資本主義国ですよね。
でも、素直に資本主義国には見えないのは何故でしょう?
・・・・・・・
ソ連が崩壊して30年、社会主義から180度方向転換するには、容易なことではないのですね。
一体何が問題だったのか?
それは、エリツィンの時代に問題があったのです。
あまりにも急激な市場経済への転換で、ハイパーインフレーションが起き、経済が大打撃を受けたのです。
国有企業から民営に所有権が移る段階で、目先の利く連中が大きな利益をあげたのです。
彼らのことをオリガルヒ(新興財閥)といいます。
彼らは政治に介入して、エリツィン政権は腐敗し、富の大部分を支配するに至ったのです。
チェチェン紛争でも失敗し、エリツィンは単なる酔っ払いだったと化けの皮が剥がれたのでした。
ソ連崩壊後の約10年間、ロシアにとって不幸だったのは、エリツィンが大統領だったことでした。
そんなロシアの危機を救ったのがプーチンでした。
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プーチンが掲げたのは「強いロシア」でした。
チェチェン紛争のとき発した、「テロリストはどこまでも追跡する。便所にいてもぶち殺す。」は有名です。
野放し状態になっていた地方の権限を弱め、中央集権化を進めました。
彼の経済政策は、自由化路線は継続するものの、肝心の基幹産業(石油)は国の権限を強め、外交の武器にするというものです。
そのためにはオリガルヒとの対決が必要でした。
そこで生きたのがKGBで獲得した手法です。
治安警察(シロヴィキ)を利用して新興財閥の汚職を徹底的に取り締まったのです。
恭順を示した企業に対しては恩恵を与え、とくにマスメディアを支配しました。
勇気があるとともに、実に巧妙ですね。
プーチンへの道徳的評価は抜きにして、まさしく彼はロシアを救った男なのです。
・・・と同時に、彼は「強いロシア」を常に体現しなければならないという宿命を背負ったのです。
ありゃ、まだ終わりませんね。
・・・つづく。