・・・・・・・っということで、原題は【Wrath of Man(男の怒り)】です。
ジェイソン・ステイサム54歳。
彼のどの映画を切り取っても、金太郎飴と同じ切り口。
そろそろ「新境地」を開発しなければ、俳優としてオワリと焦る年齢でしょう。
その期待は見事に裏切られ、また金太郎の顔を見せられる結果に。
最初の掴みは良いんですよ。
映画は掴みが大切ですからね。
ガイ・リッチー監督にも、成長の跡が見られます。
ところが話が進むうちに、アレ?アレ?・・・っとなって、終わってみればいつもの不死身のステイサムが立っている。
息子を殺された父親(それもヤクザのボス)という、やや複雑な精神の演技が求められます。
リッチー監督にも時間軸を前後させたりして、工夫がみられます。
惜しい・・・というより、才能の限界を感じてしまいます。
ステイサムには元々俳優として良い素質を持っているはず。
それを活かせる監督に巡り会えないのか、そもそも自分が求めていないのか。
コメディーに走れと言っているのではありません。
「怒り」だけではなく、「アイロニー」を表現できる俳優のはずです。
もっと彼に難しい演技を要求する監督に出会えますように。
★★★☆☆