・・・・・・・っということで、中島敦の【名人伝】は弓の名人の話です。
印象的なのが、弓の道を極めてしまった人物が弓を見て、これは何だ?と聞いた箇所。
「勝負の世界」というと、勝ち負けが全ての世界ですよね。
しかし、日本人はそうではないと気づいた稀有な人種のようです。
例えば相撲の横綱。
そこから先はありません。
剣道は8段。
柔道では10段が最高位です。
このあいだ日本剣道選手権で優勝した星子さんは四段です。
もし星子さんが八段の範士と試合をしたら、間違いなく星子さんが勝つでしょう。
日本人なら判るはず、勝負の世界は勝ち負けが全てではないんだと。
無敵になったとしても、まだ先があるんだと。
対局姿がかっこいいと思う棋士は?
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このあいだ四冠になった藤井聡太くん。
彼は何か掴みどころがなく、あまり勝ち負けに拘っていないように見受けられます。
彼の関心事は相手に勝つことではなく、今の自分がより強くなるというただ一点のようです。
色紙に「昇竜」と書いた訳です。
19歳の彼が年齢を重ね、将棋の駒を見て「これは何だ?」と聞くレベルまで達する日が来るのを楽しみにしましょう。^m^
