・・・・・・・っということで、救援のため自衛隊機を飛ばしたけど、予定者の500人がカブール空港まで辿り着けないそうですね。
日本人は少ないものの、日本大使館に勤務していた現地人が殆どのようです。
心細いでしょうね。
何が怖いって、統制の取れていないタリバンが勝手に検問所を設けていることです。
ぼくがスリランカに1年間いた時期、インド系タミール人と政府側のシンハリ人は内戦状態でした。
何度もマーシャルロー(戒厳令)が不定期に発せられ、外出が制限されていました。
そういう時に限って、日本からお客さんがやってくるのですね。
夜間に空港に向かう時、検問で止められるのです。
警察や軍が実施するならまだしも、一般の兵隊が勝手に検問する場合があるんです。
これは怖い。
暗闇からひょっこり現れて、クルマを止められるのです。
水平に機関銃を構えられると、生きた心地がしませんでした。
・・・・・・・
こんなにあっけなくアフガン政府が崩壊するとは、タリバン側も思っていなかったでしょう。
彼らの統制が取れていないのは明らかです。
こんな時は下手に動かず、興奮が収まるのを待つしかないでしょう。
まあ、動こうにも動けないのが実情でしょうが。
海外勤務のときは必ずつきまとう怖さです。