・・・・・・・っということで、ウクレレの日からタイトルを変えて再掲載します。
ハワイについて知っているようで知らないですよね。
知るためにはやはり歴史から入るのが一番です。
1778年、イギリスの海洋探検家ジェームズ・クックによって「発見」されるまで、(欧米人から見て)ハワイは相当野蛮な国だったようです。
クックは神に間違えられ、乗組員とともに「酒池肉林」の接待を受けたそうです。
結局、神ではないとバレて殺されたってわけです。
西洋がやるいつもの手口は、キリストの宣教師の派遣です。
先にプロテスタントが入ったというのが特徴的です。
次に貿易を始め、借金でがんじがらめにすることです。
ハワイはいくつかの部族間で争いをしていました。
カメハメハ大王が1810年に統一。
彼は外交手腕も高かったようです。
1840年にはハワイ憲法が公布され、立憲君主制が成立します。
世界的に独立国家=王国として認められました。
その実態は、白人議員によって議会が操られていたようです。
憲法や法律を自分たちが有利なように作ります。
次の手口は、借金のカタとして土地の所有権を奪います。
アメリカは、ちょっと出遅れましたが、真珠湾の独占使用権を得ます。
天然の良港ですね。↓
貿易ばかりでなく、軍事の拠点を得たことになります。
このため、アメリカが主導権を握ります。
アメリカの汚いところは、ハワイアンリーグという秘密結社を設立して、白人市民義勇軍(ホノルルライフルズ)と連携してクーデターを画策したことです。
王国を共和国に、そしてアメリカの準州、太平洋戦争後に50番目の州に「格上げ」して併合に成功となるのです。
王国最後の女王であるリリウオカラニはよく知られていますが、彼女がいくら抵抗しても白人の狡猾さに敵うはずがありません。
以上が、ぼくの理解したところのハワイの歴史ですが、まるで詰将棋のような合理的な手法で欧米は他国を手に入れるものですね。
ぼくらはハワイアンミュージックやフラダンス、そしてウクレレなどで、ハワイの文化を優れたものとして理解していますが、実のところ1970年代に「ハワイの伝統芸術を復古」という活動で洗練(西洋化)されていったようです。
はやく自由にハワイに行けるようになると良いですね。