アフガニスタンの今後を占う回廊 | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、アフガニスタンはタリバンのものになりましたが、今後はどうなるでしょう。

 

アフガニスタンの地図を見て、気になる箇所があります。

 

下図の矢印の細い地帯です。↓

 

「ワハーン回廊」といいます。

 

 

アフガニスタンはさまざまな国と国境を接していますが、中国とはこの細い回廊を通して接しているのです。

 

なんか、意図的な線引きだと思いませんか?

 

かつて、この回廊はシルクロードの一部として重要な役目を果たしていました。

 

その後は、例によってイギリスとロシアの緩衝地帯として線引きされました。

 

実際の回廊は急峻な山岳地帯で、とても人が住める状況ではありません。

 

今では忘れられた回廊です。

 

少数の人々が住んでいて、タリバンのことも知らずに世間に取り残されています。

 

・・・・・・・

 

さて、アフガニスタンはアメリカの持ち物でなくなったと同時に、誰の持ち物でもない状態です。

 

ロシアは過去のこともあり、手を出せません。

 

パキスタンは元々は自分たちの土地ですから、大いに興味があるはずです。

 

タリバンを後ろから支援していたのは、公然の秘密です。

 

イランも興味を持っているはずです。

 

イランはシーア派です。

 

一方アフガニスタンはスンニ派(85%)です。

 

言語はペルシャ語と似ており、そのためかアフガニスタンから多くの難民が逃れて住んでいます。(約300万人)

 

タリバンは厳格な原理主義ですので、イランとのそりが合うか不透明でしょう。

 

しかし、イランは経済制裁を受けていて孤立気味です。

 

同じイスラム国家として、自分たちの存在価値を高めるチャンスと見ている可能性は高いでしょう。

 

・・・・・・・

 

問題は、中国です。

 

アメリカに対抗する上でも、一帯一路戦略上でも、空白の間隙を縫って我が物にしたいのは明らかでしょう。

 

ロシア(ソ連ね)が失敗し、アメリカが失敗し、大国として次は中国の番だと思っているでしょう。

 

経済支援でがんじがらめにするチャンスです。

 

おまけとして鉱物資源が手に入りますしね。

 

問題はイスラム教国家であることです。

 

上の地図をご覧になれば気付くとおり、ワハーン回廊の先はあの新疆ウイグル自治区があるのです。

 

イスラム教を介してタリバンとウィグルが共闘する可能性はとても高くなります。

 

一方でウィグルのイスラム教徒を弾圧し、もう一方ではタリバンのイスラム教徒と手を握る。

 

悩ましいことでしょう

 

そうはいっても、中国にとってアフガニスタンは魅力的すぎる。

 

ワハーン回廊が復活する可能性はかなり高いでしょう。

 

その中国と連動して、ロシアが漁夫の利を得るべく虎視眈々と狙っている。

 

・・・ってな構図ですかね。

 

それにしても、アメリカは馬鹿な決定をしたものです。