・・・・・・・っということで、オリンピックが終わります。
これほどのメダル獲得数は、誰も予想していなかったのではないでしょうか。
印象的なのは、選手たちのコメントに「楽しかった」が多かったこと。
いつのオリンピックだったか、選手たちが出発前「楽しんできます」とコメントしたところ、「国を代表する選手が楽しんでくるとは何事か」と叱られたのは遠い過去のものになりました。
そういう意味で、日本は普通の国になったのだと感慨深いです。
以前のオリンピックでは、連日、金の数がまだ何個・・・なんて報道ばかりでした。
ようやく、メダルの数が全てじゃないと気が付いて、普通の国になるのです。
それが現れていたのが、今日の男子マラソン。
大迫選手は6位だったけれど、とても冷静だったのに驚きました。
ひと昔まえのマラソンはゴールするなり倒れ込む光景が普通でした。
ところが、今回のゴールでは誰も倒れ込まない。(いたかもしれないが。)
大迫選手は最後にスピードを上げ、銀と銅が狙える集団に追いつこうとしました。
ところが、思ったより距離が縮まらない。
ここで無理して追い付いたら、燃料切れしてもっと悲惨な結果になる可能性が高いと判断したのです。
そこで、彼は体と相談しながら走ったというのです。
一昔前にそんなこと言おうものなら、「死ぬ気で走れ」と批判されたでしょう。
実際、夢遊病者のようにゴールに倒れ込み、銅メダルを獲得した日本選手がいたじゃないですか。(円谷さんのことね。)
「もうすっかり疲れ切ってしまって走れません」という遺書と共に、本当に死んでしまったのです。
大迫選手が倒れ込まなかったことは誰も非難しません。
倒れ込まなかったのは、彼が最大限の努力をしなかったからだなんて誰も思わないからです。
そして、彼は言ったのです。
ぼくはここまでやりました。あとは後進の人たちに譲りますと。
じつにアッパレなオリンピアンじゃないですか。