・・・・・・・っということで、梅雨の盛りであります。
ふと、雨を歌った曲は何だろう?・・・と思い、まず頭に浮かんだのが、「♪雨が降ってる日曜日、坊や泥んこなぜ泣くの?・・・♪」だ。
ははぁ~ン、と頷くそこのアンタ!
古い!・・・相当古い!!
何と1962年、歌手はミッキー・カーチスだ。
若者たちよ、ついてこれんだろう?
・・・ワッハッハァ~\(^o^)/
次に思い出したのが、「♪雨がシトシト日曜日・・・♪」
あれ?また日曜日だ!
1962年、タイガース時代のジュリーだ。(阪神タイガースじゃないぞ!・・・念のため。)
・・・・・・・
そして、ここからが本題だ。
1977年、ぼくはイラクの砂漠の真ん中にいた。
それも、2年間。
一度も帰国せずだ。
あまりにも日本と違う環境の差。
発狂しそうな時もあった。
そのとき、ぼくの心を潤してくれた曲がある。
そう、この曲でぼくは助かったのだ。
前任者が残した1枚のCDアルバム。
ぼくの趣味と著しくかけ離れた歌手のアルバム。
何10回聴いたことか。
イヤ、何百回かも知れない。
忘れた。
歌手の名前も、曲の名前も。
手がかりは、「女性アイドル歌手」「舌足らずで決して歌が上手いとはいえない」+そして歌詞の中に「・・・もいいわ」と「雨」が含まれていること。
この4つの手がかりだけである。
思い出せないと、ムキになるものである。
過去に何度もチャレンジしてみた。
このインターネットの時代、キーワードが4つもあれば、見つけられないはずがない。
だが、無駄だった。
・・・・・・・
そして今日。
ついに見つけた。
1977年で既にアルバムを出しているのだから、それ以前に人気のあった舌足らずの女性アイドル歌手。
太田裕美だ。
そこで、「太田裕美+雨+もいいわ」で検索をかけてみた。
「雨の予感」「九月の雨」「雨だれ」がヒットするも、歌詞の中に「いいわ」が含まれていない。
ここで挫折しかけた。
そこで雨からいったん離れ、彼女が出したアルバムで1976年以前に絞った。
1.まごころ(1975年2月1日)
2.短編集(1975年6月21日)
3.心が風邪をひいた日(1975年12月5日)
4.手作りの画集(1976年6月21日)
5.12ページの詩集(1976年12月5日)
・・・の5枚だ。
順に一つ一つ収録曲を調べていった。
あった!!
『まごころ』という1975年2月1日にリリースされた太田裕美の1枚目のスタジオ・アルバムだ。
その中の9番目に収録されている【グレー&ブルー】作詞・作曲:太田裕美がそれだ。
空がグレーで心がブルーな日は
部屋の暖炉に火をくべて
ビートルズを聞きながら 彼のセーターを編むの
空がグレーで心がブルーな日は
オレンジかじりながら リルケを読むのもいいわ
だって淋しいんだもの
だってせつないんだもの
ピンクのびんせんで 手紙を書くのもいいわ
あれっ?
雨が入ってないじゃん。
すると、このアルバムには他に「雨の予感」「雨だれ」が入っていたのを発見。
そうか、記憶の中で混じりあってしまったのだ。
45年ぶりにようやく解けた謎!
だが、恥ずかしい。
嬉しいというより恥ずかしい。
この甘々な歌いかたはナンだ!
歌詞にビートルズ、オレンジかじるとはナンだ!
トドメはリルケときた。
この歌を何百回も聴いただとぉ~?
そんな男に見られたくないぞ!!
ああ木っ恥ずかしい。
・・・・・・・
でも、当時のぼくはそんな酷い心理状態に置かれていたんだナぁ~~
と、しみじみ思う。