・・・・・・・っということで、測量会社から、隣の家との境界線の位置を確認するため、立ち会ってくれとの連絡がありました。
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隣の家は、いわゆる豪邸です。
3階建ての鉄筋コンクリートで、全面がタイルで覆われています。
よくある前面だけタイルとは違います。
電動シャッターが付いた車庫にはBMWが2台と、同じくBMWの大型バイク2台が停まっています。
木造建て築35年の我が家とは雲泥の差です。(TT)
最初は姉とその弟2 人の3人で暮らしていました。
いちばん下の弟はすぐに出ていき、ずっと姉とケンちゃんの二人だけで広い豪邸に住んでいました。
実は二人とも独身なのです。
ケンちゃんは取っ付きにくい人で、自分のことはあまり喋らず、こちらのことばかり質問します。
誘導尋問があまりにも上手なので、元検事だったんじゃないかとカミさんと二人でうわさしています。
姉のほうは小柄で人当たりが良く、いつも自宅前を掃除したり、ゴミ出しで顔を会わせていました。
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その姉さんの姿をパッタリ見かけなくなりました。
ぼくが最後に見たのは、買い物カートを引っ張りながら歩いている姿ですが、見るからに体の具合が悪そうに見えました。
たまたまカミさんがゴミ出しでケンちゃんと一緒になったとき、こちらのプライベートをかなり提供して聞き出したところでは、お姉さんの認知症が酷くなり施設に入所させたとのことでした。
何室あるか分からない3階建ての豪邸に、ケンちゃんたった一人で住んでいるとは!
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そのうちケンちゃんの姿も見えなくなりました。
BMWのクルマとバイクにはカバーがかかったままです。
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そこに測量会社と不動産屋が現れたというわけです。
聞くところによると、隣は不動産屋に売却され、さら地にしたあと新しい家を建て直してから売り出すとのことです。
まとまった広さの土地ですから、いったい何軒建つのやら。
ケンちゃんは姉のそばに引っ越すと説明したらしいけど、たぶん姉と同じ施設に入ると思います。
その施設たるや、至れり尽くせりのサービス付きで、目の玉が飛び出るほどの高級老人ホームに違いありません。
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そこで思ったこと。
独身を貫き通すって、悪くないなと。
只し、有り余るほどのお金が手元にあれば・・・という条件付きですがね。
その辺のことを、独身を続ける二人の娘は分かっているんでしょうかね。
ぼくが死んでも、残す財産なんて無いよ。
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それにしても壊してしまう豪邸、勿体ないなぁ~。(ーー;)
