・・・・・・・っということで、従兄弟同士の結婚というビミョーなテーマを背景にしていますが、表だったメッセージ性のある映画ではありません。
よくある男女の関係を、セックス中心に描いています。
恋愛経験のある人なら、ああ、こういうことってあったよなぁ~と思い出す場面が沢山あるはずです。
瀧内公美という女優(当然ぼくは知りません)が体当たりの演技をしています。
特別美人でもなく、セクシーでもなく、若くもなく、かといって不細工でもなく、そんな平凡な印象の女性が全裸になっても卑猥な感じがしないのが不思議です。
その平凡な女性感を出せる演技力に感心してしまいました。
尤も、ずっと若い世代がどう受けとるかは保証の限りではありませんが。(^^ゞ
登場人物は二人だけ。
ほぼセックスシーンとそのときの会話だけで構成されています。
その会話だけで、過去の二人の関係、男女の心の動きを表す、いわば実験的な映画です。
その実験が成功したか否かは鑑賞者次第でしょう。
ぼくは、富士山噴火は余計と感じました。
あと、東日本大震災と絡めたのは賛成できません。
しかし、若い男女のよくある話を上手くまとめているなぁ~と感心しました。
詳しくは書けませんが、ぼくも同じようなエッチをしたなぁ~と懐かしかったです。^m^
★★★☆☆