・・・・・・・っということで、戒名を作るために坊主から電話がありました。
母がどんな人でしたかと聞くので、マリア様のような人でしたと答えました。
マリア様だとまずいので、観音様のような人だったと付け加えました。
何故なら、嘘をつかず、人を騙すこともせず、人の道から外れるようなことは一切しない人だったからだと。
誠実な人だったのですね?・・・と確認するので、それはちょっと違うと思ったので、そういう単純な解釈では困ると言いました。
それじゃ単なるお人好しじゃないですか。
ずば抜けて、人を見る目はあったからです。
そこで、付け加えました。
特定の宗教に帰依していなくとも、「宗教的な生き方」をするって分かりますかね?
それは仏教でも、キリスト教でも、あらゆる宗教に共通した、人間として正しい生き方です。
母は、そういう生き方をした人なんです。
母の人生において一点の曇りもない・・・って、息子の自分が断言できる、母はそういう人だったのです。
・・・・・・
説明していて何か空しくなり、声が上ずってしまいました。
お坊さんは、何やらそれらしい戒名をひねり出すことでしょう。
それが気に食わなかったら、断ってもいいのでしょうかね?
会ったこともない人の名前を付ける戒名って、何なのでしょうね?