・・・・・・・っということで、ホントーに電気自動車でイイの?という話。
製造や発電で生じるCO2を考慮すると、全くゼロエミッション(排ガスゼロ)じゃないけど、【電気自動車=クリーン】というイメージだけで突っ走っているのはとてもアブナイと思っている人は少数のようです。
前回のシリーズでは、電力が日本のアキレス腱であると知った海外勢の、日本を陥れる罠だと指摘しました。
・・・・・・・
さて、今回は日本だけに留まらず、世界にとってホントーに電気自動車に突き進んで良いのか?を考えます。
電気自動車のメリットは自動運転にあると書きました。
自動運転は乗り物というより、走るパソコンになるでしょう。
制御ソフトの開発競争は大いに結構です。
ものづくりが得意な日本には、どうしても負けてしまいますからね。
そういう意味で、世界にとってチャンスが出てくるのです。
【安全性の向上】【地球温暖化防止】という二本柱は、大義名分として申し分ないでしょう。
その裏に隠れているゲームチェンジの目論みを、覆い隠してくれます。
・・・・・・・
さて、電気自動車の三大要素は【モーター】【バッテリー】【制御ソフトウェア】です。
モーターについては、ほぼ開発し尽くした感がありますが、日本には伝統的な強みがあります。
制御ソフトウェアについては横一線ですが、欧米が強みを発揮する分野です。
問題はバッテリーです。
電気自動車(以下EV )のバッテリーには、充電時間の短縮化、小型軽量化、大容量化、長寿命化、安全性、そしてコストの低減化が求められます。
なかなかハードルが高いですね。
現在、航続距離が 400km を超える EV であれば、重量で 300kg 以上、体積で 250L 以上だそうです。
何と、車両コストの約 1/3 を占めるそうです。
日本のNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が各研究機関に求めているスペックは以下の通りです。
これを超えられないと、EV時代は絵に描いた餅なのです。
言わば、今のEVシフトの動きは、単なる一過性の流行になりかねないリスクを孕んでいるのです。
云わば、ギャンブルですね。
・・・つづく。
