・・・・・・・っということで、映画【ラスト・オブ・モヒカン】(The Last of the Mohicans)の中で印象に残った台詞です。
ダニエル・デイ・ルイス演じるホーク・アイが「ケンタッキーに行ったけど州境線なんて無かったよ」とさらりと言うのです。
州境でも国境線でも構いません。
どんな国境に行っても、州や県境に行っても、線なんかありゃしません。
実は、つい最近になって引かれた線なのです。
アフリカには42ヵ国がありますが、ヨーロッパ人が勝手に引いた線なのです。
だから直線で、実に不自然なのです。
中近東も同じ。
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特に第二次世界大戦後は、雨後の竹の子のように新しい「国家」が生まれました。
国家という概念でまとまっていたほうが、安全だからです。
まとまらなければ、欧米列強の植民地として食い物にされてしまうのです。
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ミャンマーという国があります。
イギリスの植民地から独立したのが1948年です。
ビルマからミャンマーに国名が変わったのは、1989年です。
しかし、それまでの国境はテキトーだったのです。
イギリスが植民地とするまでは、様々な王朝が現れては消えていたのです。
ミャンマーに限らず、どんな国でも国境なんてものはあるようでないような、そんな状態だったのです。
ロヒンギャという民族は昔から存在していて、国境に関係なく自由に暮らしていたのです。
国家という、国境を必要とする概念ができてしまったばかりに、迫害される羽目になってしまったのです。
ロマ(ジプシー)の人たちだって同じです。
アフリカだって、アラブ地方だって、ウイグルだって、国境なんて邪魔なだけなのです。
あったとしても大雑把でいいんです。
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そんな建前だけの国をまとめるという大任を、スーチー女史は任されたのです。(いや、自ら背負ったのかな。)
ノーベル賞なんて、これっぽっちも役に立たないのは自明の理でしょう。
少なくともぼくは、彼女のことをとやかく言う気にはなれません。