軍事関係者はこの戦争で、戦略・戦術の根本的な転換を迫られました。
まあ、パニックを引き起こしたというべき戦争です。
何のことかサッパリ分からないでしょうが、信長が長篠の戦いで鉄砲が有効な兵器であることを証明した以上のインパクトを与えたのです。
その戦争とは、去年起きた【ナゴルノ・カラバフ戦争】です。
ロシアと安全保障を締結しているアルメニアが、トルコが支援するアゼルバイジャンに敗北し、屈辱的な領土返還に応じたのです。
近代戦において、これほど短期間に明確な勝敗がついたのは、珍しい戦争といえるでしょう。
カギを握ったのは【ドローン:無人攻撃機】でした。
このドローンが、戦争のパラダイムシフトを引き起こしたのです。
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無人機による精密爆撃は、アメリカが初めてイラク戦争で大規模に実施し、世界をあっと言わせました。
その後、アフガニスタンでも対テロ攻撃で進化していったのはご承知の通りです。
ところが、本格的なパラダイムシフトとは認識されませんでした。
何故なら、大国のアメリカだからこそ出来た攻撃だったからです。
ところが、今回のナゴルノ・カラバフ戦争では、トルコのドローンがロシアが支援する国家に勝ったのです。
無人機による精密爆撃は、アメリカの専売特許ではなくなったのです。
ドローンはトルコのような貧者(失礼)でも持てる兵器だと証明されたのです。
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次々に破壊されるアルメニア軍の戦車、補給トラック、砲兵陣地を見せられて、アルメニアの国民は恐怖のどん底に突き落とされました。
だって、その戦車は高価な装備で、戦争に役立つと考えられていたのです。
それが成すすべもなく、まるで標的のように一方的に破壊されていくのです。
アルメニア国民を意気消沈させたのは、それらの戦闘車両には自国の若者たちが乗っているという事実です。
アゼルバイジャンが放映する映像を見せられ続けるのは、とても耐えられるものではありません。
もう、とにかく戦争を止めなければならない。
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ロシアもお手上げでした。
ロシアもドローンを持っていましたが、あくまで偵察用で、攻撃用ではなかったのです。
・・・つづく。