・・・・・・・っということで、親の家の片付けをしていると、アルバムが出てきますね。
昔は写真が貴重だった。
貴重だったから、アルバムに貼るのは当然だった。
昔のアルバム帳ほど豪華だった。
四隅のコーナーに三角形の保持シールを貼ってね。
そのうち、1ページ全体が剥がれる透明なシールの写真帳が出た。
ページがネジを足して増やせるタイプも出た。
写真張はだんだん簡素なものになって、仕舞いには写真屋でオマケでくれる安っぽい手帳のようなものになった。
そして自動プリントが出てきて、待ち時間もなくなった。
写真を撮るのはいいけれど、プリントされた写真は袋に入れられたまま貯まっていく一方。
そして、デジタルカメラの時代になった。
最初はプリントしていたけれど、それも面倒になった。
無駄になるのも構わず、片っ端からシャッターを押すようになった。
メモリーには撮りっぱなしの写真データで溢れた。
あまりにも多すぎて、整理する気力も萎えた。
モニターで見れば十分。
アルバムなんて邪魔なだけだ。
ビデオだって同じ運命。
思い出のアルバム見せて!
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写真は家族の想い出を残す唯一の手段だったけれど、容易に写せるようになって、その有り難みがどんどん薄れていった。
家族に対する想いも、同時に薄れていったのだろうか?
綴じた部分が壊れ、バラバラになったページに貼られたセピア色の写真たち。
そこには遠い遠い昔に、ある家族が確かにこの世に存在していたことを伝える。
ぼくらの子供たちが歳を取り、パソコンにメモリーカードを差し込んで、そんな感慨に更けるのだろうか?
