サム・ロックウェルが型破りの弁護士役です。
出だしは敏腕ぶりを発揮すると期待させますが、だんだん尻つぼみ。
実話だからしょうがないか。
ジュエル役を演じたポール・ウォルター・ハウザーが適役。
言動は一見まともだけれど、影で何かしでかしているかも知れない不気味さがよく出ていた。
話が進むにつれ、弁護士の影が薄くなるのと対照的に、ジュエルが格好良くなってきます。
こういう実話は難しい。
あまり忠実すぎるとつまらない。
劇的にしようとすると、嘘になってしまう。
そのさじ加減が難しい。
そこは流石にイーストウッド、手慣れたものです。
FBIのでっち上げ体質と、マスコミのプライバシー侵害に焦点を当てることによって、実話のつまらなさとのバランスを取っています。
ちょっと両者を酷く描きすぎたかな?
もうちょっとジュエルが本当の犯人か無実か、観客に考えさせた方が良かったかな。
★★★☆☆