・・・・・・・っということで、トランプはアメリカ国民を分断しようとしているとよく批判されています。
白人警官が黒人を背後から銃撃しても、トランプ支持者がBLMを掲げるデモ隊の二人を射殺しても、撃たれるほうが悪いと主張します。
逆に民主党市長がデモに対して弱腰だと、連邦軍の介入をほのめかします。
ヒトラーの演説が二重写しになります。
対立を煽るのは実に古典的な政治手法で、これにコロッと引っ掛かるアメリカ人の知能程度もたかが知れたものなのです。
アメリカ人ほど黒か白か、正義か悪か、勝ちか負けか単純化するのが好きな民族はいません。
だから、子供だと思って見ればいいのです。
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立憲民主党の誰かが【二項対立的思考】と言ったそうです。
誰がどんな場面で発言したのか知りませんが、この言葉について考えてみましょう。
人間は言葉で物事を理解しようとします。
ですから、片っ端に名前を付けまくります。
一つの物や事象、概念についても似たような言葉を沢山作ります。
別の言葉で説明されても、ますます分からなくなるってことってありますよね。
すると、反対の意味なら分かることって多いのです。
例えば、味方が分からなかったら、敵の反対だよと言われれば分かるのです。
このように、言葉の意味は対立する言葉と比較してはじめてわかることがあります。
これが、二項対立的思考です。
他に、地球を説明するのに、陸と海を合わせると、地球の表面のすべてだと言われれば分かった気になりますよね。
そう、分かった気になるのが問題なのです。
敵と味方だけじゃないですよね。
海と陸以外に、見えかくれする砂浜もありますよね。
二項対立的思考は物事を単純化することによって理解を助けますが、世の中そんなに単純なものじゃないことを知っていますよね。
曖昧さ、グレーの部分が必ずあるのです。
日本人は特にその曖昧さを好む民族なのです。
美の価値は曖昧なところにあるとさえ信じています。
これから秋に向かいますが、草木のグラデーションをこれほど慈しむ民族は他にないでしょう。
日本人はこのことを強く自覚すべきです。
この曖昧さを好む性質は好い面ばかりではありません。
二項対立的思考をする欧米人には理解できない性質だと自覚すべきなのです。
特に注意すべきは、社会の価値観を帯びたイデオロギー的なものを扱うときです。
この度の新首相選びと、アメリカ大統領選を比較すると違いが明確になって面白いです。
アメリカは、ますます二項対立的思考が先鋭化していきます。
日本は、ますます訳分からない混沌状態に突き進んでいきます。
しかし、この二項対立的思考は対立したまま放置しておけばあまり役立ちません。
暗から明に、パニックから制御に、反目から調和に、移行するときに必要なプロセスなのです。