何でSNSではこんなに傷付くのか | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
一日に数本書いていますので、遡って読んで下さいね。

・・・・・・・っということで、ずいぶん前にここで指摘したのですが、今も正しいと思っていますので繰り返します。

それは、ブログで批判されると、どうしてこんなに傷付くのか?ということです。

ぼくはブログしかやっていないけれど、Twitterとかそれに類するSNS上で、「誹謗中傷」が頻発して止まりません。

その多くが相手が傷付くのを楽しみ、「炎上」させるのが目的です。

中には自殺してしまうくらい傷付く人も出てきます。

もちろん、現実の世界でも誹謗中傷はあり、それによって傷付きます。

しかし、その傷付く度合いはSNSのほうがずっと大きいのです。

それは何故かと考えてみましょう。

ぼくは、SNSの世界では自分が王様(女王様)だからと分析しています。

ぼくらは様々な世界に住んでいます。

家庭内の自分、会社や学校での自分、コミュニティの中での自分など、それぞれの世界での自分を「演じて」います。

人それぞれでしょうが、各々の世界では自らの立場に上下があり、その社会の暗黙のルールで立場が上になったり下になったりするのです。

卑近な例では、社長は会社で威張っていても、家庭ではカミさんに頭が上がらないようなことです。

しかし、ブログなどのSNSの世界では自分が一番偉いのです。

何故なら、SNS上の世界は自分が作ったものだからです。

先ほど「演じて」いると書きましたが、自分の作った世界で低い立場を演じる人はいないでしょう。

だから王様(女王様)なのです。

SNSの世界はそんな社会だと認識すべきなのです。

虚実をどう混ぜ合わせるかは自分次第、この世界は居心地の良い世界なのです。

自分の王国、あるいは自分が築いた花園です。

そんな自分の世界を一般に公開しているのがSNSなんです。

お分かりのように、ずいぶん脆弱な世界でしょう。

無防備と言っていいでしょう。

SNSをそう理解すべきなのです。

・・・・・・・

そんな王国(花園)に、踏みにじろうと悪意を持った人物が侵入してくるのです。

他人が精魂込めて作った王国(花園)ほど、破壊の喜びは大きいのです。

王様はもちろん自分の作った世界を守ろうとします。

それが必死なほど、相手を喜ばせるのです。

・・・・・・・

何度も触れている通り、ぼくらはバーチャルな世界に住んでいるのです。

現実だと思っても、結局は頭の中の世界(決め事)に過ぎないのです。

SNSはバーチャル世界の最たるものです。

人々はバーチャルと現実の区別が付かなくなっているのです。

SNSは過剰に傷付く世界であり、それは何故かを知ることが必用です。

この事に気付くだけで、自殺という悲劇を減らせるとぼくは信じています。

・・・・・・・

では、何でそんなに脆弱な世界を公開するのか?

それは、自分の築いた王国(花園)に共感する仲間が欲しいのです。

それは、ごく自然なことです。

ですから、他人の王国(花園)に入るときは、共感し褒め称えることがマナーなのです。

少なくともぼくは、コメントするときはそうしています。^m^