・・・・・・・っということで、遅かったなぁ。
確か、小学校５年だった。
自転車に乗れるようになったのは、何歳の時？
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必死にハンドルを握ったから、手に豆が出来てしまった。
大人用だから、でかくて重かった。
行動範囲が一気に広がった。
友達の三浦君も乗れなかったけど、ぼくが教えたら、彼も乗れるようになった。
一緒に深大寺まで行った。
いまから考えると無謀なほど遠い距離なので、記憶違いかもしれない。
帰るとき、彼がダンプに轢かれそうになった。
急ブレーキの音で振り返ると、彼が巻き込まれまいと、バンパーの前で片足飛びで堪えている光景は、いまでも忘れない。
しばらく後、彼が自転車に乗っているとき車にはねられ入院した。
それを聞いて、彼に自転車を教えたことに罪悪感を覚えた。
担任の成田先生にそのことを伝えたが、先生の反応は覚えていない。
三浦君とは中学でも親友だったが、あることをきっかけに仲が悪くなってしまった。