統計のマジック | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、アメリカで抗体検査を実施したところ、実際の感染者数は把握している数の50倍~85倍が感染しているとの結果が出たそうです。

日本の場合、4/21の感染者数が11,528人ですから、実際は580,000人~980,000人感染していることになります。

これを聞くと、愕然としますよね。

でも、良かったと思う人もいるのです。

データによると感染者数が11,528人で、そのうち死亡者数が281人ですから、死亡率は281/11528=2.4%です。

しかし、分母が580,000人~980,000人だとしたら、0.048%~0.029%の死亡率になります。

感染者数に比べ、死亡者の数の方はずっと正確と考えられます。

さらに、PCR検査に比べ、抗体検査は不正確だそうです。

抗体があると判定されても感染する可能性があるそうです。

すると、感染者数、すなわち分母はもっと大きくなるはずです。

感染者一万人に3人~5人の死亡率。

「ナンだ、怖くないじゃん」と判断する者がいるはずです。

日本の人口1.2億人だと、35,000人~58,000人の死者数を覚悟すれば良いんだとなるのです。

これはあくまで、統計のマジックです。


ニューヨークで抗体検査を実施するそうです。

その結果を見て、ロックダウンを緩めるか、即ち経済活動を再開するかの判断を下すとしています。

ぼくの予想では、再開する可能性は限りなく高いと思っています。

アメリカって、そういう国なのです。

中国も同じ。