ついに忘れられた | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、母を病院に連れて行きました。

もう、10年以上も手足の震えが止まらないのです。

普段は震えても支障は無いのですが、食事やコップから水を飲むときが大変。

そこら中にばら撒きます。

滑稽なくらいです。

医者の見立ては「本態性振戦」。

聞いたことない病名ですが、パーキンソン病とは全く異なり、長寿の証拠みたいな、良性の病です。

酒を飲ませればピタッと止まると伝えたら、それはとても重要な情報ですと褒められました。

・・・・・・

さて、ちょっと見ないうちにボケの症状がかなり進んでしまいました。

ぼくの名前を忘れてしまったのです。

冗談で、「そのうち、息子も忘れてしまうサ」と言っていたのが現実になってしまいました。

さすがにぼくが息子であることは認知出来るのですが、名前が出てこない。

ついに来たか!

息子としては、かなりショックです。

姉の名前はスンナリ出てくるのですが。

とうの昔に亡くなっている自分の兄弟の名前を次々言ったり、そのうち当てずっぽうになっていきます。

仕舞いには「タケシ」と、自分の夫(ぼくの父)の名前さえ出てくる始末。

いろんなヒントを出すのですが、「じゃあ三郎」と、自分が産んだ子供の数さえ分からなくなって来ます。

他人の名前ならまだしも、自分が産んで名付けた子の名前を忘れるものなのでしょうか?

ああ、母の頭の中から、ぼくの名前が消えるって・・・(T_T)

愕然としますが、悲しくはならないんですね。

何故なら、間違える度にケラケラ笑うんですから。

病院で待っている間も質問し続けましたよ。

姉の名前を一瞬忘れたことはあったけど、すぐに思い出す。

・・・・・・

診察が終わって、施設から迎えの車を待っているとき・・・

出たぁ~~~~

ついに出たぁ~~~~

ぼくの名前が。(T^T)

正直嬉しかった。

・・・・・・

ホームに連れて帰って、念のため別れ際にぼくの名前を、恐る恐る聞いてみた。

「○○ちゃん」

大きくハッキリとぼくの名前を言ってくれました。

ヽ(^0^)ノ