・・・・・・・っということで、2度目にラガーマンにお目にかかったのが、入社してから。
部長がラグビー経験者でした。
商社出身で頭のいい人でした。
外語大を出ていて、英語力は抜群で、仕事の知識が豊富で、ぼくの質問には何でも答え、ぼくは歩く辞書をもじって「酒飲みの辞書(Drinking Dictionary)」とあだ名を付けていました。
本人もまんざらその渾名が嫌いではありませんでした。
就業時間が終わると同時に(ときにフライング)、引き出しからウィスキーを取り出し、水割りを飲むような輩でした。
いわゆるチビでした。
その代わり、がっしりした体格で、ラグビーをやっていたことが自慢でした。
ラグビーはオレのような体格でも十分通用するのだと。
確かにあの歳で、何にも掴まらず、立ったまま片足屈伸が出来ました。
ところがこの部長が全然頼りにならず、自発的に仕事をしたり、自らアイデアを出すことは一切しませんでした。
まさしくSleeping Dictionaryでした。
上司だった専務(年下)の秘書というか小間使いでした。
ぼくはそんな部長を嫌って、というより情けないヤツだと思っていました。
ぼくはそういうヤツが大っ嫌いなので、よく喧嘩しました。
親子ほど歳が離れているのにね。(^^ゞ
それでも酒好き同士、よく一緒に飲みに行きました。(部長のオゴリで)
酔っ払ってくると、彼の米国駐在の時の自慢話と、ラグビーの話が良く出てきました。
ラックになるでしょう?その時、審判に見られなければ、相手の顔を踏ん付けるのはアタリマエ。
逆に、しなければ怒られたもんだ・・・というのが口癖でした。
大学時代に出来上がったラグビーに対するイメージと、この部長によって、ラグビーは紳士のスポーツだなんて嘘っぱち。
サイテーの連中がするスポーツだと確信したのでございます。
・・・つづく。