費用対効果(その2) | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
一日に数本書いていますので、遡って読んで下さいね。

・・・・・・・っということで、サウジの石油施設が誘導兵器で攻撃され、生産能力が半分になっちまったという事件。

最初は小型ドローンの攻撃だと言われていましたよね。

どうも巡航ミサイルってぇのが真相みたい。

・・・・・・

かつて、ぼくは無人偵察機の商売に関わっていたことがあります。

実際に、自衛隊に小型の試験機を売り付けたこともあるんですよ。(^^ゞ

当時、ウチの会社には航空に関係する技術者がいたんです。

市販の材料だけで、あっという間に作っちゃったんですね。

さらに、開発実験機として、有人機を無人機に改造しちゃった。

わが社だけでです。

貧乏会社なので開発費は乏しく、中古の機体と市販の部品を寄せ集めて作った代物です。

ですから、犯行声明を出したフーシ派が本当にやったというのは、まんざらウソじゃないと思っています。

・・・・・・っで、イージスアショアーの話に戻ります。

何千億円かけた最新鋭のミサイル迎撃システムでも、寄せ集めの部品でこしらえた巡航ミサイルを撃ち落とせないのです。

ぼくがいた会社は、とうに航空ビジネスから撤退しましたが、民間の会社一社で無人機が作れちゃったのです。

もし、これが国家単位だったとしたら、中古の航空機を寄せ集め、無人攻撃機の百機だろうが、二百機だろうがあっという間に作ることが出来るでしょう。

それも信じられないくらい安価に。

何10機という無人機を一度に、超低空で、夜間に飛ばせば防ぎようがないのです。

その証拠に、イエメンのフーシ派(イランが背後にあったにせよ)が成功したじゃないですか。

この攻撃の成功は、対テロ対策を一変させる歴史的な出来事だったとぼくは思っています。

ぼくが北だったら、真似をしますね。


費用対効果の観点から、イージスアショアーには、断固反対です。