さて、実話に基づくとうたっていますが、どこまでが事実かは大変疑問であります。
この攻撃によってアメリカ大使と職員二人が殺害され、CIAの非公式基地から元シールズの隊員が救出に向かったことは事実です。
逃げ帰った基地でも戦闘が起き、隊員に死傷者が出たことも事実です。
しかし、これだけ大規模な戦闘が起きたというのはウソです。
単に映像受けを狙って、思いっきりスケールアップさせて描いています。
登場人物の背景も、台詞も嘘っぱちです。
これをもって「実話」とは、図々しいにも程があります。
例によって、アメリカ人の好きな愛国主義を扇動する映画です。
しかし、映画としては良くできています。
実話だと標榜しなければ、実に良くできたアクション映画です。
映画の中で、ちょこっと触れられていますが、アメリカが製作したムハンマドを侮辱した映画が元で、イスラム教徒たちが怒って暴徒化した一連の事件の中の一つです。
即ち、アメリカが自ら火を点けた事件だったのです。
リスク管理の甘さも指摘されています。(ヒラリー・クリントンが非難されました。)
同じ系統の【Black Hawk Down】の方は、実話に則した映画と名乗っても問題ないでしょう。
リドリー・スコットの方がマイケル・ベイより上等だということでしょう。(^_^;)
なんでもエンターテイメントにねじ曲げてしまうアメリカの無神経さが気にならなければ、結構オススメの映画ですヨ。
★★★☆☆