・・・・・・・っということで、香港というと、若きぼくが入社した頃のビジネスパートナーが香港にあったことが懐かしいです。
その会社を通じてわが社は、香港はもちろんのこと、シンガポールで多くの受注を得ていたものです。
チェンという名の凄腕の担当者がいて、あとから聞いたらぼくより2歳しか歳が離れていないことを知り、敵わないなぁ~と思ったものです。
そんな関係で、何度か香港に出張しました。
当時は買い物天国で、多くの観光客が日本から押し寄せていたものです。
中国返還後に訪れた際は、日本人観光客が消えた以外、変化は感じられませんでした。
それより、名物だった九龍地区のスラム街が消えてしまい、近代的な最先端の未来都市のように変化していました。
そのとき感じたのですが、相変わらずイギリス人が牛耳っているなぁという感覚です。
もちろん香港(=中国)人の生き馬の目を抜く狡猾さは相変わらずですが、あくまでここはイギリスの地盤なのです。
外国系の企業、特に日本のような企業が正攻法で攻めても、情報が筒抜けなのです。
というのは、裏でイギリス人同士が繋がっているのです。
表面的には、香港の主権は中国にあります。
しかし、主権はイギリスにとってどうでもいいことなんです。
名より実を取るのがイギリスです。
利益が本国に還元しさえすればイイのです。
香港を見て、ああ、イギリスの旧植民地って結局そうなんだと感心したものです。
間違いなく、マレーシアもシンガポールも、インドもスリランカも、構造は香港と同じはずです。
この度の騒動で、中国政府はアメリカCIAが裏で工作していると非難しています。
もし、それが本当なら、アメリカは分かっているのかと疑問に思うのです。
香港はイギリス抜きには考えられないからです。
いずれにしろ、日本人には理解できない世界の出来事です。
(;^_^A