トイレの哲学シリーズ(5) | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、プロメテウスがゼウスの神殿に忍び込んで火を盗み出し、人間に与えたというギリシャ神話は、皆さんよく知っていますよね。

何故か?

神様(ゼウス)が様々な動物を創造したとき、(本当は別の神に命じて作らせたんですが)不公平にならないように、それぞれの動物に特長(特技=武器)を与えたそうです。

最後の人間の段になって、与えるものが無くなってしまった。

なんの特長も持たない人間は、そのままでは滅びてしまう。

そこでプロメテウスが火(=技術)を与えたってワケなんです。

この物語には続きがあって、人間は動物のように集団で生きる術を知らなかったから、お互いに殺し合いをはじめてしまった。

急遽ゼウスはヘルメスを使者に立て、人間につつしみの感覚(羞恥)と掟の感覚(正義)を植え付けたところ、人間は絶滅から逃れたというわけです。

羞恥と正義は正に「道徳」の観念です。

人間が動物と異なる点は、技術を使う知恵と道徳の観念だと見抜いているんですね。


現代は技術優先の時代です。

しかし、その裏には必ず道徳が伴わなければならない。

神話が生まれた紀元前の時代の人々は、とっくにそれを知っていたというわけです。